


8月18日からねじまき鳥クロニクル読み始めて偶然10月18日に読み終えたのです。
2ヵ月。
第1部はP373 第2部はP429 第3部はP503
1Q84でかなり忍耐力(笑)はつきましたが文章量が多い、村上春樹。
第3部は話の核心に迫る、わくわく感、でも決して結論は出さない村上春樹。
読者に考えさせるのよね、そこが(村上春樹)らしさですね。
僕の考えていることは本当正しかどうか、わからない。
でもこの場所にいる僕はそれに勝たなくてはならない。
これは、僕にとっての戦争なのだ。
『今度はどこにも逃げないよ』とクミコに言った。
『僕は君を連れて帰る』僕はグラスを下に置き、毛糸の帽子をかぶり、脚にはさんでいたバットを手に取った。
そうしてゆっくりとドアに向かった。(本文より)
愛する者を得るための戦い。だと、最終的には感じました。
登場人物、間宮中尉の手紙。
この私の長い奇妙な話が、岡田様にとってはたしてどのような意味を持つことになるか、正直に言ってわたしには解りかねます。
すべてはただのろれつのまわらぬ老人の繰り言に過ぎぬのかもしれません。
しかし私はあなたにどうしてもこの話を語りたかったのです。
語らなくてはならないと私は感じたのです。
手紙をお読みになっていただければおわかりになるとおり、私は完膚なきまでに負けたものであり、失われたものです。
いかなる資格を持たぬものです。
予言と呪いの力によって、誰をも愛することなく、また誰からも愛されることのないものです。私は歩く抜け殻としてこれから先、ただ闇の中に消えていくだけです。しかしこの話を岡田様に引き渡すことによって、私は少しは安らかな気持ちを持って消えていくことができるような気がします。
なにとぞ心残りなき、良き人生をお歩み下さい。(本文より)
結論は愛です。かね…
本を読む事は、旅と似ていて目的地に着くまでのプロセスをいかに楽しむか。
P1からP1205までのねじまき鳥クロニクルの旅の過程をたのしめました。(*^_^*)
また、違う本が読みたくなりました。
こんどはどんな世界を旅できるかな?
2ヵ月。
第1部はP373 第2部はP429 第3部はP503
1Q84でかなり忍耐力(笑)はつきましたが文章量が多い、村上春樹。
第3部は話の核心に迫る、わくわく感、でも決して結論は出さない村上春樹。
読者に考えさせるのよね、そこが(村上春樹)らしさですね。
僕の考えていることは本当正しかどうか、わからない。
でもこの場所にいる僕はそれに勝たなくてはならない。
これは、僕にとっての戦争なのだ。
『今度はどこにも逃げないよ』とクミコに言った。
『僕は君を連れて帰る』僕はグラスを下に置き、毛糸の帽子をかぶり、脚にはさんでいたバットを手に取った。
そうしてゆっくりとドアに向かった。(本文より)
愛する者を得るための戦い。だと、最終的には感じました。
登場人物、間宮中尉の手紙。
この私の長い奇妙な話が、岡田様にとってはたしてどのような意味を持つことになるか、正直に言ってわたしには解りかねます。
すべてはただのろれつのまわらぬ老人の繰り言に過ぎぬのかもしれません。
しかし私はあなたにどうしてもこの話を語りたかったのです。
語らなくてはならないと私は感じたのです。
手紙をお読みになっていただければおわかりになるとおり、私は完膚なきまでに負けたものであり、失われたものです。
いかなる資格を持たぬものです。
予言と呪いの力によって、誰をも愛することなく、また誰からも愛されることのないものです。私は歩く抜け殻としてこれから先、ただ闇の中に消えていくだけです。しかしこの話を岡田様に引き渡すことによって、私は少しは安らかな気持ちを持って消えていくことができるような気がします。
なにとぞ心残りなき、良き人生をお歩み下さい。(本文より)
結論は愛です。かね…
本を読む事は、旅と似ていて目的地に着くまでのプロセスをいかに楽しむか。
P1からP1205までのねじまき鳥クロニクルの旅の過程をたのしめました。(*^_^*)
また、違う本が読みたくなりました。
こんどはどんな世界を旅できるかな?
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COMMENT

無題
僕の方から推しておきながらコメントを書くのが遅くなって申し訳ない(^^;)
ちょっとネタバレになってしまうけれど、冒頭での電話のやりとりや道中挿入される誰なのか分からない女性とろのやりとりがこの物語のキーポイントだと思います。
クミコは現実では"僕"と離れることを選択してしまったけれど、心の奥底では"僕"への愛情が強く、それが非現実の世界となって出現してしまったところに村上春樹らしさを感じました。
後もう一つ、この物語の面白いところはノモンハンの戦いやシベリア強制労働の題材を取り入れてるところにあると思います。
実在する歴史を取り込んでるところに物語に奥深さを与えてるのではないかと思います。
僕はまた読んでみたい作品です。
2週目はまた違った発見ができるかな?
余談ですが、シナモンの精密機械ぶりの性格にはちょっと笑えました(笑)
ちょっとネタバレになってしまうけれど、冒頭での電話のやりとりや道中挿入される誰なのか分からない女性とろのやりとりがこの物語のキーポイントだと思います。
クミコは現実では"僕"と離れることを選択してしまったけれど、心の奥底では"僕"への愛情が強く、それが非現実の世界となって出現してしまったところに村上春樹らしさを感じました。
後もう一つ、この物語の面白いところはノモンハンの戦いやシベリア強制労働の題材を取り入れてるところにあると思います。
実在する歴史を取り込んでるところに物語に奥深さを与えてるのではないかと思います。
僕はまた読んでみたい作品です。
2週目はまた違った発見ができるかな?
余談ですが、シナモンの精密機械ぶりの性格にはちょっと笑えました(笑)
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YUKO 1962生52歳
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女性
職業:
ピアノ教師
趣味:
レストラン廻り、編み物、読書、
自己紹介:
個人レッスンのピアノ教室を開いています。
音楽、洋服(ANNA SUI、axes femme)、書道が好きです。仙台市在住
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